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現代社会において必要不可欠となっている現実的な問題解決についての考え方やテクニックを学習します。ここでのレッスンでは、これまで扱ったことのないような日本には馴染みのない論理的な問題解決法を含んでいます。ここで扱うクリティカルシンキングという思考法はチャレンジングな内容ですが、イギリスをはじめとする西洋の教育において基盤となっている題材です。

クリティカルシンキング：RAVEN

注）RAVENレッスンは、連続した2～3レッスンでの受講を基本としています。尚、2レッスン内では課
　 題に対する最終議論や活動は含まれておりません。
レッスンの背景
容易に様々な情報にアクセスできるようになっている今日、それらの情報を正しく評価するために「クリティカルシンキング」という思考法が有効になっています。このレッスンでは、Reputation（名声）、Ability to see（視覚）、Vested interest（利害関係）、Expertise（専門性）、Neutrality（中立性）という5つの観点から情報の信ぴょう性を分析する「RAVEN」という思考法を学習します。RAVENを学習することにより、様々な情報を分析し、正しく評価する力を身に着けることができます。
 
レッスンの目的
最初の2レッスンでは、RAVENメソッドについて、それぞれのポイントを基本的な例を挙げながら紹介し、テレビのニュースや新聞記事などの様々な情報に対してRAVENメソッドを用いて分析する練習をします。3レッスン目では、ディベートの中でRAVENを使用します。このレッスンでは、クリティカルシンキングを鍛えるだけではなく、高度なディスカッションも行うため、読解力とスピーキングの力が必要となります。

クリティカルシンキング：心理学
～思考の謎に迫る～

レッスンの背景
心理学って何？このレッスンでは最近注目されている様々な心理学理論について学び、その理論を立証するためのアクティビティを行い、心理学への興味・関心を高めます。

• 選択的注意理論
• ストレス説
• 既成概念はどのように判断への影響を及ぼすか
• 虚偽記憶理論

 
レッスンの目的
このレッスンで受講者は、思考的な活動を通して、自分自身が世界や身近な人たちのことをどう見ているかについて考えます。内部や外部を取り巻く様々な要素が、どのように自らの考え方や行動に影響を及ぼすかについての新たな知見を得ます。

クリティカルシンキング：統計とデータ
～データに潜む嘘～

​レッスンの背景
よく目にする情報内容についてもっと知りたいですか？パイチャートや棒グラフなどでの表示は一体何を示しているかわかりますか？このレッスンでは、批判的な視点から、統計の作り方、作る理由、そして誤解を招く面について考えます。
 
レッスンの目的
統計内容や結果が示されたポスターを見て、その中身が果たして信憑性があるものなのかを考えます。生徒はBH教員に質問をしながら情報を得て、統計資料が誤解を招く様々な例や理由について話し合い、その内容をクラスにプレゼンテーションします。時間に余裕があったら、各グループの発表内容の問題点についても考えてみましょう。

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